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営業職の種類と仕事内容

営業職は業界・企業・部門によって、性格や活動のスタイルが異なります。「誰に」「何を」「どんなスタイルで」の視点から、どのような営業があるかを把握しましょう。

一般営業職(訪問販売)

不特定多数の一般消費者がこの営業方法の対象になってきます。つまり、商談の時間が夜遅くなったり、土日祝祭日に出勤したりと、勤務形態は不規則になりがちです。

例えば、カーディーラーや金融商品、住宅販売などの営業がこの営業形態で、実績が重んじられます。断られてもあきらめない粘り強さ、相手の興味を引くアプローチの工夫、決定権を持つ人物を見極める洞察力が求められます。

ルートセールス(法人営業職)

特定の顧客を回る営業活動がこのルートセールスです。今までに築いた信頼関係をもとに取引ができる点ではやりやすいといえます。対象が法人となる場合が多いため、顧客管理や安定した信用力が大切になります。顧客の要望と社内事情を調整して解決する能力、隠れたニーズを掘り起こす提案力なども必要でしょう。

カウンターセールス(内勤営業職)

店舗を訪れた来店客に対して、自社商品・サービスを販売することがカウンターセールスです。旅行代理店や不動産賃貸会社などをイメージすると分かりやすいでしょう。短時間で的確に顧客のニーズを把握する能力、関連する商品・サービスの広範囲な知識が必要となってきます。

代理店営業職

販売代理店となる企業・個人を探し、交渉・契約を行います。契約を結んだ代理店に対しては、販売活動の支援を行います。販売代理店の努力や、やる気で売上が大きく増減するため、代理店オーナーとの信頼関係が大切になります。良きビジネスパートナーとして、細かな気配りやセンスが求められます。

セールスエンジニア(技術営業職)

技術職営業とも呼ばれ、技術的な知識を持った営業担当者のことをいいます。 カタログだけでは顧客の理解が得られにくい、IT・電機・機械関連商品に多く、いずれもエンジニアとして経験を積んだ上で、セールスエンジニアになることが多いです。技術面の知識はもちろんですが、相手の知識レベルを把握して、合わせる対応力が求められます。

海外営業職

自社商品を海外に向けて販売するのが海外営業です。語学力が必須で、それぞれの国の文化や価値観に応じて提案の切り口を変えるといった、高い交渉能力が求められます。海外拠点に駐在して行う場合と、国内から海外の代理店に向けて行う営業があり、海外駐在であれば、マネジメント能力を求められることもあります。

医薬営業職(MR)

MR(Medical Representative)は、医療機関に出入りし、自社製品の医薬効果、使用方法などの情報を医師らに提供します。企業と医師らとの橋渡し的存在で、使用した薬の使用感、副作用などの情報をフィードバックする役割も担います。文系出身者も多いですが、専門知識を必要とするため、薬学部出身者が有利です。人命にかかわる仕事だけに社会貢献が実感できる仕事といえます。


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